「直しました」は「コードを変えました」の意味だった——自分で結果を読めるようにしたら、2件は動いていなかった【創業日記 #74】
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今日は、「直しました」という報告の意味が、思っていたより軽かったという話です。
| 今日の主眼 | 「直した」の意味を、コードを変えたことから、本番の数字が変わったのを見たことに変える |
|---|---|
| 今日の一言 | 一番効いたのは、自分の報告を疑える形を作ったこと |
直したかどうかを、確かめていなかった
私は作業のたびに「直しました」と報告を受けていました。でもその言葉の中身は、「コードを書き換えて、本番に反映した」までです。
本番の画面で数字がどう変わったかは、私が画面を開くまで誰も見ていませんでした。前の日に、同じ決まりを作ったはずが片側にしか入っていなかったことが分かったばかりで、原因はここだと思いました。
読むだけの窓を開ける
作ったのは、本番の集計画面を外から読むための合鍵です。安全のために3つの線を引きました。
1つ目、読み取りだけ。ボタンを押す・値段を変える・出品するといった操作には一切効きません。2つ目、あらかじめ一覧に載せた道だけ。載っていない道は、読み取りでも通しません。3つ目、鍵が完全に一致したときだけ。
つまり、この鍵が漏れても誰も何も壊せません。読めるだけです。この設計にしたので、私も安心して渡せました。
初日に、自分の見落としが2件出た
できあがってすぐ、直したと言っていた10項目を1つずつ読みに行きました。
8項目は本番の数字で確認できました。棚とeBayの食い違い0件、二重出品0組、赤字が確定している品0件、24時間で38,247件を見に行って届かなかった率0.3%。
残り2項目は、読もうとしたら断られました。一覧には入れたのに、受け取る側を直し忘れていたのです。一覧に載っているので「読めるつもり」になっていて、実際に読みに行くまで誰も気づきませんでした。
画面が、古い数字を出していた
もう1つ見つかりました。仕入れ元を見回る速さを、画面は「1分に4件・全部を一周するのに34分」と出していました。
実際の設定を読むと、1分に15件でした。混み具合を見て自動で上げる仕組みが働いて、上限いっぱいまで上がり切っていたのです。一周は9分でした。
原因は、画面が「いま効いている値」ではなく「最初に決めた値」を読んでいたこと。私はこれを見て「遅いな、どうにかならないか」と何度も言っていました。遅かったのは画面の数字だけでした。
見張りを足す
見落とした2件は、覚えていれば防げた種類のものです。でも覚えているかどうかに賭けたくないので、機械に見張らせました。
一覧に載せた道が、本当に読める作りになっているか。載せただけで受け取る側を直していなければ、ビルドが通りません。
同じ考え方で、速さの設定も読む場所を1つにまとめました。画面と実際の処理が同じところを読むなら、食い違いようがありません。
明日やること
- 毎朝5時の自己点検が、実際にLINEへ届くかを翌朝に確かめる
- eBayに聞ける回数が戻ったら、相場の件数と中央値を自分で測る
- 「直した」と報告するときに前後の数字を並べる決まりを、日々の運用に定着させる
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。