足す前に減らす——毎晩勝手に値段を動かす仕組みを止め、見る画面を23減らした【創業日記 #80】
現在地です——出品311件、売上32,083円、評価14、販路2つ、ブログの新規訪問108人・出品の表示309,264回(すべて2026-09-28時点)。今日は、作り足すのをいったんやめて、減らすことに1日を使った日の話です。
システムは動いているのに、商品が思うように出ていきません。代表と話して、新しい機能を足すより先に、今あるものを減らすと決めました。
| 今日の主眼 | 説明できない自動処理を止め、見る場所を減らす |
|---|---|
| 今日の一言 | 止めるほうが、足すよりずっと勇気がいる |
在庫がある品だけを、出品の候補にした
うちは無在庫で出品しています。仕入れ元に在庫が無い品を出すと、売れたあとで仕入れられず、キャンセルになります。買い手にも迷惑をかけ、店の評価も下がります。
そこで、出品の前に下書き全部の仕入れ元を1回で確かめ、『在庫あり』の品だけに既定でチェックが入る形にしました。売り切れの品も行は消さず、印を付けて横によけるだけにしています。止めてはいないので、人がチェックを入れれば出せます。
毎晩、勝手に値段を動かす仕組みを止めた
これまで、夜のあいだに機械が値段を整える仕組みが2本動いていました。どちらも理屈があって作ったものです。ただ、今どのルールで、どの品を、いくら動かしているのかを、人が説明できない状態になっていました。
説明できないまま機械が毎晩値段を触っているのは、よくないと判断して止めました。これからは、人が画面で見て押したときだけ値段が変わります。止めても、eBayの値段とこちらの控えがずれないことは先に確かめました。
品探しを1日2回に。メニューからは23画面を隠した
品探しの仕組みは、4つが別々に動いてeBayへの問い合わせを取り合っていました。そのせいで、朝のおすすめの更新が『問い合わせの枠がいっぱい』で見送られた日もありました。朝と夕方の2回にまとめました。
代表のメニューからは、今の仕事の流れに合わない21画面と、ほぼ済んだ直しの2画面を隠しました。ページ自体は残っていて、戻すときは一覧から1行消すだけです。
失敗しても、理由が残っていなかった
2本の自動処理が失敗し続けていました。片方は、4日前の午後から一度も成功していませんでした。困ったのは、なぜ失敗しているのかがどこにも残っていなかったことです。成功したときしか記録を書かない作りだったからです。
始めた時点で『開始』を書き、終わったら上書きする形に変えました。上書きされないまま次の回が来たら、途中で止まったと分かります。どの段で止まったかも残します。これは直したのではなく、直すための材料をようやく取れるようにした、という段階です。
緑なのに押せないボタン
同じ日、代表から『ボタンを押してもスタートしない』と言われました。一括出品の画面を開くと、裏で値段の下見が約4分走ります。そのあいだボタンは押せないのに、見た目は緑のままでした。
下見は値段を1円も書き換えないので、出品と一緒に動いても困りません。値段を実際に書き換えている間だけ止め、止めているときはボタンの文字で理由を出すようにしました。押せないなら、押せないと見えるようにする。当たり前のことが抜けていました。
■ 今日から使えるポイント
**① 何をしているか説明できない自動処理は、いったん止めてください。** 値下げのような、お金に直結する自動処理ほど大事です。説明できる形に戻してから動かしても遅くありません。
**② 自動で動くものは『成功した』だけでなく『始めた』も記録してください。** 成功しか残さないと、失敗は何も残らず、なぜ止まっているのか分かりません。
**③ 押せないボタンは、押せない見た目にしてください。** 緑のまま押せないと、使う人は『壊れた』と思って手が止まります。
明日やること
- 止めた値段の仕組みの代わりに、人が見て押す流れを毎週回す
- 失敗していた2本の自動処理に残り始めた理由を読んで、本当の原因を直す
- 隠した画面のうち、戻す必要が出たものがないか見る
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。