すべてゼロから始めます——売上0円・評価0の今日を記録しておく【創業日記 #1】

この連載は、私たちが会社をゼロから立ち上げて、少しずつ大きくしていく過程を、そのまま記録していくものです。うまくいった話だけでなく、迷いや反省も含めて出します。
各回のはじめに「現在地」の数字を載せます。今日は——出品12点、売上0円、eBay評価0、販路はeBayの1つだけ。正直、まだ何もできていません。でも、この0を恥ずかしがらずに残しておきます。半年後、1年後にこの記事を読み返したとき、『ここから始まったのか』と一番価値が出るのは、たぶんこの“何もない今日”だからです。
今日いちばん大きかったのは、「器(箱)を作るのをやめて、中身を作りに行く」と決めたことでした。
| 今日の主眼 | スタート地点を正直に記録し、これから触る仕事を絞る |
|---|---|
| 今日の一言 | 手を広げすぎた反省と、方向が定まったスッキリ感が半々 |
気づき:箱ばかり増やして、中身が空だった
この数週間、私はいろいろな“入れ物”を用意してきました。ブログ、SNSのアカウント、販売チャネル、外部サービスの登録。手を動かした感はあります。でもふと立ち止まって見ると、肝心の「中身」——実際の売上や、お客さんに届く価値——がまだ薄い。器ばかりが増えて、中身が追いついていない状態でした。
頭のなかで何度も出てきた言葉が「器より中身」です。新しいサービスに登録すると仕事をした気分になれる。でもそれは準備であって、成果ではない。ここを混同すると、永遠に準備だけして終わる。今日はまずこの自覚から入りました。
調べたこと:在庫を持たない売り方は、どこまでが安全か
同じ物販をやっている人の話を聞いて、「在庫を持たずに回す売り方」を改めて調べ直しました。結論として、私が扱う一点物の古い和物は、実物を自分で撮って・確認してから出す“先に仕入れる”やり方が一番安全で、写真のルールもクリアできる、と整理できました。
在庫を持たない方式には資金が後払いになる魅力がありますが、扱う商品との相性や各サービスのルールを踏まえると、万人向けではない。ここは「うまい話に飛びつかず、自分の商材で成立する形を選ぶ」という判断をしました。仕組みの細部は自分の実践のなかで詰めていきます。
作ったこと:自分がラクになる道具を、先に自分で使う
今日は自社のシステム側に、実務がラクになる機能を足しました。ひとつは、海外のお客さんからの問い合わせに対して返信の下書きを作ってくれる仕組み。もうひとつは、仕入れ元の在庫を見張って、状況が変わったら自動で手当てしてくれる仕組みです。
大事にしたのは「全部を自動にしない」こと。お客さんへの返信は最後は自分の目で確認してから送る。値引きや返品みたいな“判断が要ること”は人間に残す。機械に任せていいのは定型のところだけ、という線引きをしました。自分の商売で毎日使う道具を、自分がいちばん最初のユーザーとして試す。これが結局いちばん良いプロダクトを作る近道だと思っています。
決めたこと:これから触るのは「売上に近い2本」だけ
今日の点検で、これから注力するレーンを2本に絞りました。ひとつは、日本の作り手さんの品を海外へ届ける仕事。もうひとつは、逆に海外の良いものを日本へ持ってくる仕事。方向は逆ですが、どちらも「作り手と直接話をつけて、越境でモノを動かす」という同じ筋肉を使います。
新しい器を増やしたくなったら、まず『それは今日の売上に近いか?』と自分に聞く。近くないなら、今日はやらない。この判断基準を、しばらく自分のルールにします。売上0円のこの現在地を、次の号ではどこまで動かせるか。そこを見ていってください。
明日やること
- 作り手さんへの連絡を実際に送る(まず数件、話をしてみる)
- 海外の良い製品を1つ見つけて、扱えるか当たりをつける
- 作った機能を、自分の商売で毎日使って粗さを洗い出す
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。



