16件直すはずが0件だった——昔の自動処理が残した「形」が、今日の失敗の原因になる【創業日記 #66】
現在地です——出品91件、売上15,399円、評価9、販路2つ、直近30日のブログ新規訪問133人・出品の表示59,750回(すべて2026-09-01時点)。今日は、直すはずの16件が1件も直らなかった話です。
出品中の値段を一括で直す仕組みを作りました。対象を洗い出し、直す案まで一覧に並べ、あとは実行するだけ。ところが動かしてみると、16件中0件。全滅でした。
| 今日の主眼 | 一括処理が全滅した原因を、今のコードではなく過去のデータに残った形から探し当てて直す |
|---|---|
| 今日の一言 | 最初は自分の書いたコードを疑って消耗した。原因が別にあると分かって、少し救われた |
16件のはずが、0件で返ってきた
案は正しく出ていました。どの品をいくらに直すか、一覧には16件きれいに並んでいます。ここまでは合っている。おかしいのは、実行した瞬間でした。1件も通らない。エラーの数だけが16件、そのまま返ってきました。
最初に疑ったのは、今日書いたばかりのコードです。一括処理を作るのは初めてではないので、書き方の癖で何か落としたのだろうと思い込みました。ですが読み返しても、送っている中身に間違いは見当たりません。
疑ったのはコード。当たったのはデータの過去
行き詰まって、eBayが返してくる断り文を1件ずつ見比べました。16件とも、全く同じ英語でした。要は『国際送料の上書きを出すなら、全部の配送方法に出せ』という内容です。
ここで初めて疑う場所を変えました。今日書いたコードではなく、それぞれの出品にすでに残っているデータの形です。調べると、各出品には昔の自動処理が書き込んだ『上書きが1本だけ』という、今の規約から見ると不完全な形がそのまま残っていました。読み込んで、同じ形のまま書き戻していたので、何度やっても同じ理由で弾かれ続けていたのです。
エラー文は全文読む。今回は答えがそこに書いてあった
情けない話ですが、最初はエラー文を要約でしか見ていませんでした。件数と『失敗』という結果だけ見て、中身を全部は読んでいなかったのです。全文を読むと、そこには直し方そのものが書いてありました。『全部の配送方法に出せ』。要約で読むと、この一文がまず落ちます。
直し方は決まりました。弾かれたら、その出品に残っている不完全な上書きを一度外し、正しい形で送り直す。その日のうちに16件中11件が通りました。残りの5件は別の理由が混じっていたため、次回に持ち越しています。
今日から使える形にすると
ひとつ。一括処理が全滅したときは、今日書いたコードより先に『対象のデータに残っている過去の形』を疑ってください。原因は今のロジックではなく、過去の書き込みが残した遺産であることが少なくありません。
ふたつ。エラー文は要約せず全文読んでください。今回の断り文には、直し方そのものが書いてありました。件数と成否だけを見ていると、この一文はまず落ちます。
みっつ。『読み取った形をそのまま書き戻せば安全』は思い込みです。読み取りは通っても、書き込みのときだけ検査が走る仕組みは普通にあります。同じ形をただ返すのではなく、今の規約に合わせて作り直してから送る、が正しい手順でした。
明日やること
- 通らなかった残り5件を、別の理由も含めて洗い出し直す
- 他の一括処理にも同じ『過去の不完全な形』が残っていないか点検する
- eBayの断り文を要約せず全文保存する仕組みを整え、次回から読み落としをなくす
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。