「たぶんこうです」を受け取らない——原因の調査で一番いらないもの【創業日記 #62】
現在地です——出品44点、売上7,437円、評価9、販路2つ、ブログの新規訪問169人(2026-08-20時点、直近の実測)。今日は、原因調査を任せた相手(システム開発を手伝ってもらっているAI)に、確かめずに断定された話です。
『これは手入力で作った商品だからです』。聞いた瞬間は納得しかけました。でも実際は、スキャン機能から自動で登録した商品でした。前提からして間違っていたわけです。
| 今日の主眼 | 原因の説明を鵜呑みにせず、『どこを見てそう言えるのか』を必ず確かめてから対策する |
|---|---|
| 今日の一言 | 筋が通って聞こえる説明ほど、あとで冷や汗をかいた |
断定の形をした推測は、事実と見分けがつかない
原因を聞いたとき、返ってきたのは『たぶんこうです』ではなく『これは手入力で作った商品だからです』という言い切りでした。言い切られると、こちらは検算せずに信じてしまいます。
でも実際に自分で確かめると、その商品はスキャンから出したものでした。手入力とは何の関係もありません。推測がいけないのではなく、推測が断定の形で出てくることが問題でした。しかも筋が通って聞こえるので、そのまま信じると、間違った原因に対策を打つことになります。今回で言えば『手入力の値付けを直す』という、必要ではあっても今回の問題とは無関係な修正で終わるところでした。
同じ日にもう一件、同じ形で外れた
同じ日、今度は手元の在庫数についても確認なしの説明が出てきました。これも違いました。1件だけなら偶然かと思いますが、2件続くと、これはやり方の問題だと分かります。
どちらも『それは違います』と返して調べ直してもらったら、まったく別の本当の原因が出てきました。
『違います』の一言が、何時間かを丸ごと消す
自分が現場を知っている部分は、遠慮せずに訂正する。今日はそれを2回やって、2回とも本当の原因にたどり着きました。訂正しなければ、間違った対策のまま次の工程へ進んでいたはずです。
調査は『それらしい答え』が出た時点が一番危ないとも思いました。納得できたときほど、根拠を1回だけ確かめる。これだけで、間違った修正に使うはずだった時間を丸ごと節約できます。
以後のルール:『どこを見て言っているか』を必ず添えてもらう
この日から、原因の説明には『どこを見て言っているか』を必ず添えてもらうことにしました。答えられない説明は推測です。人でもAIでも同じだと思います。
手伝ってもらっている相手を責める話ではありません。道具は道具として正しく使う必要がある、というだけの話です。断定の形で出てくる答えほど、根拠を確かめる一手間を惜しまないようにします。
今日から使える形にすると
ひとつ。原因の説明を受け取るときは『何を見てそう言えるのか』を必ず聞いてください。答えられない説明は推測です。人でもAIでも同じです。
ふたつ。自分が現場を知っている部分は遠慮せず訂正してください。『違います』の一言が、間違った対策に使う何時間かを丸ごと消します。
みっつ。調査は『それらしい答え』が出た時点が一番危ないです。納得できたときほど、根拠を1回だけ確かめてください。
明日やること
- 原因説明に根拠(どこを見たか)を必ず添えてもらう運用を続ける
- 同じ形の誤答が他の場面でも出ていないか、しばらく注意して見る
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。