同じ商品なのに値段が食い違う——システムが2か所で「違う質問」をしていた【創業日記 #61】
現在地です——出品91件、売上15,399円、評価9、販路2つ、累計のブログ訪問133人・出品の表示59,750回(すべて2026-08-21時点)。今日は、スキャンで見つけたカードを出品しようとしたら、最後の確認画面で待ったがかかった話です。
スキャンの画面では『高く売れそうです』と出ていた同じ商品が、出品直前の確認画面では『相場の上限を超えています。この価格では売れにくいです』と赤字で止められました。同じ商品なのに、見ている値段が違う。まずそこを疑いました。
| 今日の主眼 | スキャンと確認画面が同じ商品で違う値段を出す原因を探り、聞く言葉を揃えて、根拠を画面に出す |
|---|---|
| 今日の一言 | 赤字の警告を見て一瞬固まったが、原因は『違う質問をしていた』という単純な話だった |
同じ商品なのに、2つの画面が別の値段を見ていた
調べてもらった結果、原因は単純でした。スキャンは『仕入れ元に載っていた商品名』を訳して相場を調べ、確認画面は『出品用に作り直した英語のタイトル』で相場を調べていました。違う言葉で聞けば、違う答えが返ってきます。一致しないのが当たり前でした。
自分では『同じ相場を2回見ているだけ』のつもりでいましたが、実際には別々の質問を投げて、別々の答えを画面に出していただけでした。
さらに悪かったのは、件数が足りないと言葉を削っていたこと
もう一つ、調べていて分かった作りがありました。相場を調べたとき件数が足りないと、検索語を短くしてもう一度調べ直す仕組みになっていたことです。短くすると、型番やセット名が落ちて、別物まで混ざった値段になります。
安いほうへ大きくずれたその値段を基準に、確認画面が警告を出し、出品そのものまで止めていました。つまり、ちゃんとした値段を付けた珍しい品ほど、出せなくなっていたわけです。
直したのは3つ——言葉を揃える、緩めたら申告する、根拠を出す
1つ目は、聞く言葉を揃えたことです。スキャンと確認画面が、同じ商品には同じ言葉で相場を調べに行くようにしました。
2つ目は、短くして調べた回はその旨を申告して、出品を止めないようにしたことです。検索語を緩めた時点で答えの確からしさは下がっているので、それを画面に持ち越さず、代わりに『緩めて調べた』と正直に出します。
3つ目は、画面に『何という言葉で調べた値段か』を必ず表示するようにしたことです。最後のこれが、実務ではいちばん効きました。根拠が見えていれば、その場で『それは別物だ』と自分で判断できます。
今日から使える形にすると
ひとつ。同じ数字が2か所に出るなら、その2か所が同じ質問をしているか確かめてください。計算の間違いより『前提が違う』ほうが、実際にはずっと多いです。
ふたつ。相場は『いくらか』だけでなく『何を調べた相場か』とセットで持ってください。検索語が違えば、それはもう別の商品の相場です。
みっつ。自動で条件を緩める仕組み(ヒットしないから語を減らす、など)を作るなら、緩めたことを必ず申告させてください。黙って緩めると、答えの意味が変わったことに誰も気づけません。
明日やること
- 他の画面でも、同じ相場を扱う場所どうしで検索語が揃っているか点検する
- 検索語を削った回の申告表示が、実際に目立つ形で出ているか確認する
- 根拠表示(何と調べたか)を出品後の管理画面にも広げる
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。