出品数が3か所でバラバラだった——49と34と27、正しいのはどれか【創業日記 #59】
現在地です——出品91点、売上15,399円、評価9、販路2つ(2026-09-01時点)。今日は、自分の店の出品数が、見る画面によって49・34・27とバラバラだった日の話です。
同じ店の、同じ瞬間の数字のはずです。最初は『どれかが壊れている』と思いましたが、調べていくと壊れていたのではなく、画面ごとに違う数え方をしていただけでした。
| 今日の主眼 | 同じ店の出品数を3画面で見比べ、重複計上の照合キーと、たまるほど止まる安全装置を直す |
|---|---|
| 今日の一言 | 3つとも違う数字を見て一瞬固まった。でも『どちらかが間違い』ではなく『両方が別のものを数えている』と気づいた瞬間、謎が半分解けた |
49・34・27——同じ店の数字なのに、画面ごとに違った
売れ残り一覧では49品、出品管理の画面では34件、そしてeBayの出品者用管理画面そのものでは27件。3つとも同じ「今の出品数」のはずなのに、開く画面によって答えが変わっていました。
どれを信じればいいのか分からない状態で仕事を進めるのは怖いので、まず「どれが正しいか」ではなく「なぜ3通りの答えが出るのか」から調べることにしました。
原因①:二重計上——照合キーが、片方の記録には無かった
システム経由で出品した品は、実は2か所に記録ができる作りでした。出品側の記録と、仕入れ側の記録です。この2つを「同じ品」として1つにまとめる処理があるのですが、その照合の鍵が『eBayの商品番号』1つだけでした。
ところが仕入れ側の記録には、そもそも商品番号を持たせていませんでした。鍵が空のまま照合すると、当然一致せず、『別の品』としてすり抜けます。結果として、システムから出した品は、常に2回数えられていたことになります。
売れ残り一覧の49という数字が一番大きかったのは、この二重計上を一番拾いやすい画面だったからでした。
原因②:片付けが止まっていた——「多すぎたら疑う」安全装置が、逆に効いていた
出品管理とeBayの画面がズレていた理由は別でした。eBayの画面で手動で出品を終了した品を、こちらのシステムにも反映する自動処理があります。この処理には『一度に消えて見える品が多すぎる回は、読み取り不良を疑って見送る』という安全装置が入っていました。
ところが実際に片付けが必要な件数が7件たまった時点で、この条件にちょうど引っかかり、以後ずっと見送り続けていました。安全装置自体は正しい発想でも、『片付けたい件数が多いときほど動かない』という、逆立ちした条件になっていたのです。
たまればたまるほど動かなくなる装置は、いちばん必要な場面で必ず効きません。今回はそれが静かに何日も続いていました。
今日から使える形にすると
ひとつ。同じものを数える画面が複数あるなら、必ず一度は突き合わせてください。数字がズレていたら『どちらかが間違い』ではなく、『両方が別のものを数えている』ことをまず疑うと早く原因にたどり着けます。
ふたつ。重複を消すための照合キーは、両方の記録が確実に持っている情報を選んでください。片方にしか無い情報を鍵にすると、鍵が空のまま素通りして、静かに二重に数え続けます。
みっつ。安全装置は『異常なときに止まる』ように作りますが、それが実は『たまってきたら止まる』設計になっていないか確認してください。片付けたい量が多いときほど動かない装置は、いちばん必要なときに限って効きません。
明日やること
- 重複を消す照合キーを、両方の記録が必ず持つ情報に置き換える
- 『件数が多いと見送る』型の安全装置が他の自動処理に無いか点検する
- 3つの画面の出品数を定期的に突き合わせる仕組みを作る
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。