出品ボタンが1日押せなかった——同じ顔のエラーの下で、原因は3回変わっていた【創業日記 #30】

現在地です——出品40点、売上7,437円、評価9、販路2つ(2026-08-24時点)。今日は、出品ボタンが1日押せなかった話です。
朝、ゴルフ用品16品の一括出品が全滅しました。直して出したカード類14品も全滅。その後も、直しては失敗を繰り返して、通るまでに6回かかりました。数だけ見るとひどい1日ですが、終わってみると、エラーとの付き合い方が根本から変わった日でした。
| 今日の主眼 | 一括出品を止めた3つの壁を、相手の生の返答を見ながら順に潰す |
|---|---|
| 今日の一言 | 6回目の失敗までは焦り。生の返答を出してからは、ただの手順 |
同じ顔のエラーが、実は3人いた
販売サイトのエラーは、こちらの画面では丸めた日本語に翻訳して表示していました。親切のつもりでしたが、これが罠でした。原因が変わっても、画面の顔が同じなんです。
実際には3つの別の壁でした。1つ目、売り場は商品の分類ごとに「使える状態表記」が違い、多くの分類は『新品』と『中古』の2つしか受け付けない。こちらは細かい段階を送っていたので、段階を持たない分類で全部弾かれていました。2つ目、カード類は状態を通常の商品情報欄ではなく専用の欄で申告する決まりに変わっていて、通常欄に何を書いても『未記入』と言われ続けました。3つ目は、明日の回で書く自分の凡ミスです。
この3つが順番に出てきたのに、画面の顔は毎回ほぼ同じ。1つ直して「直った」と思い込み、次の失敗を「直っていない」と誤読する。この繰り返しで半日溶けました。
転機は「相手の生の返答」を画面に出したこと
6回目の失敗の前に、やり方を変えました。丸めた日本語をやめて、販売サイトが返してきた英語の生の返答と、こちらが実際に送った値を、そのままエラー画面に添えるようにしたんです。
効果は劇的でした。次の失敗の画面には「こちらが送った値」と「相手の言い分」が並んでいて、見た瞬間に矛盾が特定できました。相手の返答に入っていた見慣れない番号が、専用の欄の存在を教えてくれたのもここです。推測で3回外した原因が、生の情報1枚で確定しました。
翻訳は読みやすさのためにある。でも調査のときは、翻訳が証拠を消します。丸めた表示と生の表示は、両方いるんです。
今日から使える形にすると
ひとつ。同じに見えるエラーを「同じ原因」と思い込まないでください。1つ直した後の失敗は、直っていないのではなく、次の壁が現れたのかもしれません。切り分けの鍵は、エラーの原文を見ることです。
ふたつ。エラーを親切な言葉に丸めて表示している仕組みを使っているなら、原文も一緒に出す口を作ってください。丸めた文は原因が変わっても同じ顔をします。原文だけが、原因の指紋を持っています。
みっつ。プラットフォームの決まりは、静かに変わります。カード類の状態申告のように、数年前の常識が今は通らないことがある。何を書いても弾かれるときは、書く内容ではなく「書く場所」が変わっていないかを疑ってください。
明日やること
- 残りの数品を、直した仕組みで出品しきる
- 他の分類(フィギュア・楽器など)にも専用欄の決まりが無いか確かめる
- エラーの原文表示を、出品以外の失敗にも広げる
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。



