「直したのに直らない」の半分は、直しがまだ届いていなかった【創業日記 #31】

現在地です——出品40点、売上7,437円、評価9、販路2つ(2026-08-24時点)。今日は、昨日の出品トラブルの裏で起きていた、もうひとつの間抜けな話です。
修正を入れる。試してもらう。同じエラーが出る。また直す。試してもらう。同じエラー。——これを3往復しました。あとから分かったのは、このうち少なくとも2回は、修正がまだ本番に届く前に試していただけだった、ということです。
| 今日の主眼 | 「直したつもり」と「まだ届いていない」を区別できる仕組みを作る |
|---|---|
| 今日の一言 | 3往復目で気づいたときの、申し訳なさと悔しさ |
コードを直してから、本番で動き出すまでには時差がある
ウェブのサービスは、修正を入れてから実際に本番で動き出すまでに数分の時差があります。組み立てと配置の時間です。この数分の間に試すと、直る前の版で動くので、当然同じエラーが出ます。
分かっていたつもりでした。「数分待ってから試してください」とお願いもしていました。でも「数分」は人によって長さが違うし、待った気になっても実際はまだ、ということが起きます。そして試した結果が「同じエラー」だと、こちらは『修正が間違っていたのか、届く前だったのか』を区別できません。区別できないまま、次の修正を推測で積む——これが一番の無駄でした。
本番に「いまどの版か」を自分で答えさせる
やったことは単純です。本番のサービスに、『いま自分はどの版のコードで動いているか』を答える小さな窓を付けました。番号を1つ返すだけの窓です。
これで手順が変わりました。修正を入れたら、私が窓を覗いて、新しい版になったことを確かめてから「いま試してください」と合図する。試す側は待ち時間を推測しなくていいし、それでも失敗したら、今度こそ「修正が足りていない」と確定できます。
1つ落とし穴がありました。うちのサービスは画面側と裏方側の2つの仕組みで動いていて、それぞれ別のタイミングで新しくなります。最初は画面側にしか窓を付けず、「反映済み」と確認したのに裏方が古いまま、をまたやりました。出口が2つある仕組みなら、窓も2つ要ります。
今日から使える形にすると
ひとつ。「直したのに直らない」と感じたら、修正の中身を疑う前に、修正が届いているかを確かめてください。届く前に試した結果は、何の情報も持っていません。むしろ誤った手がかりになります。
ふたつ。確かめる方法は『時間を待つ』ではなく『本番に聞く』にしてください。版の番号でも、更新時刻の表示でも、何でもいい。本番自身が答える形なら、推測が消えます。
みっつ。仕組みが2つ以上の部品でできているなら、部品ごとに確かめてください。片方だけ新しくて片方が古い、はよくある形です。半分だけの確認は、確認していないのと同じでした。
明日やること
- 合図の手順(窓で確認してから試してもらう)を毎回の定型にする
- 裏方の反映が遅れたときに気づける通知を検討する
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。



