写真1枚で世界に出ていた——仕入れ元が書いてくれた事実を、全部運ぶ【創業日記 #33】

現在地です——出品40点、売上7,437円、評価9、販路2つ(2026-08-24時点)。今日は、自分の出品ページを買い手の目で見て青くなった話です。
仕入れ元のページには、商品の写真が10枚並んでいます。角度を変え、傷のある場所を写し、付属品を並べた10枚です。ところが、うちの仕組みを通して海外に出た商品ページには、写真が1枚しかありませんでした。
| 今日の主眼 | 仕入れ元の写真・説明文・状態を、出品の流れの中で自動で運ぶ |
|---|---|
| 今日の一言 | 指摘されるまで気づかなかったことへの反省が大きい |
拾っていたのは「共有用の1枚」だけだった
原因を調べると、写真の自動取得が、ページの本体ではなく『SNSで共有されたときに出る代表画像』を拾う作りになっていました。代表画像は、決まりごととして1枚です。仕入れ元に何枚あっても、1枚しか来ない。
説明文はもっとひどくて、仕入れ元のページをそもそも読んでいませんでした。AIが商品名だけから説明文を書いていた。付属品、傷の位置、動作確認の結果——買い手が一番知りたい事実は全部仕入れ元の売り手さんが書いてくれているのに、それが1文字も海外の買い手に届いていなかったんです。
全部、ページの中の同じ場所にありました。在庫の見張りのために読んでいるのと同じデータの中に、写真も説明文も状態も入っていた。読む口をひとつ広げるだけでした。
「ボタンを押せば効く」は、完了ではなかった
最初の直しは『取得ボタンを押せば全部入る』でした。動作もしました。でも冷静に考えると、押し忘れた品は写真1枚のまま世界に出ます。人の記憶に頼る仕組みは、いつか必ず頼られなかった日を迎えます。
なので置き場所を変えました。出品ボタンを押した瞬間に、機械が『写真は足りているか。状態は分かっているか。説明文はあるか』を確かめて、足りなければ仕入れ元から取り込んでから出す。人が何も覚えていなくても、通り道で必ず引っかかる形です。
ついでに決めごとをひとつ。仕入れ元の説明文を使うときは、書いてあることを忠実に運び、書いていないことを付け足さない。不具合や欠品の記述は、ひとつも落とさない。翻訳はしても、脚色はしない。
今日から使える形にすると
ひとつ。自分の商品ページを、月に一度は買い手の側から開いて見てください。作る側の画面と買う側の画面は別物です。私は指摘されるまで、写真1枚のページを1か月近く放置していました。
ふたつ。転売・無在庫に限らず、元の情報源が書いてくれた事実は最大の資産です。要約やAI生成で置き換える前に、まず原文を運びきることを考えてください。省略した1行に、買い手の判断材料が入っています。
みっつ。『ボタンを押せば正しく動く』で満足しないでください。押し忘れた日に何が起きるかまで考えて、通り道に置けるものは通り道に置く。人の記憶は仕組みの部品にしない、が今日の結論です。
明日やること
- 既に出ている写真1枚の品を、順に取り直して差し替える
- 検索結果で開かれる率が低い問題(入口)に、写真の質の面から取りかかる
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。



