売れ残り一覧から17品が消えた日——外部のサービスには「使える回数の財布」があった【創業日記 #35】

現在地です——出品44点、売上7,437円、評価9、販路2つ(2026-08-24時点)。今日は、昼に売れ残り一覧から17品が突然消えて、価格の調整もすべて失敗した日の話です。
無在庫の運用は、自分の店の状態を外部のサービスに何度も聞きに行くことで成り立っています。今日、その「聞きに行く」が、ある時間帯からまったく通らなくなりました。
| 今日の主眼 | 外部サービスへの問い合わせ回数を減らし、読めない時間帯も直近の控えで画面と操作を止めない形にする |
|---|---|
| 今日の一言 | 昼に全部消えたときは焦った。原因が「財布が空になっただけ」と分かってからは、ただの算数だった |
17品が消え、価格調整も全滅した
昼、売れ残り一覧を開くと17品が消えていました。価格を見直そうとしても「データが見つかりません」の一点張り。最初は自分のシステムの不具合を疑いました。
ところが記録をたどると、こちらの計算やデータの持ち方には問題がなく、外部のサービス側から「聞きすぎです」という趣旨の返事が返ってきているだけでした。
外部サービスには「使える回数の財布」がある
外部のサービスは、1日に受け付けられる問い合わせの回数に上限を持っています。使い切ると、その日のうちは追加の問い合わせが一切通らなくなる。つまり「財布」です。
こちらの作りを見直すと、店の状態を1回表示するだけで、裏側では何度も同じ内容を聞きに行っていました。出品や見張りでもともと多く使っていたところに、この大食いが重なって、昼には財布が空になっていたのです。
上限は運が悪かったわけではなく、こちらの呼びすぎが原因でした。掛け算で効いてくるので、1回あたりの回数を減らさない限り、いずれまた同じ時間に当たります。
直したのは「使い回す」と「控えを持つ」の2つ
1つ目は、同じ内容を短い時間の間は使い回すようにしたことです。画面を開くたびに毎回素で聞きに行くのをやめ、直前に聞いた内容がまだ新しければ、それをそのまま使います。
2つ目は、聞けたときの内容を毎回「控え」として保存しておくことです。聞けない時間帯に入っても、控えがあれば画面も操作もそのまま動かし続けられます。ただし、控えは控えでしかないので、画面には「何分前の内容か」を必ず正直に出すようにしました。
上限は毎日決まった時刻にリセットされる仕組みだったので、この日は夕方には全部元どおりに戻りました。
今日から使える形にすると
ひとつ。外部のサービスを使う機能を作るなら、「1回の操作で実際に何回問い合わせているか」を先に数えてください。画面では1回に見えても、裏側では掛け算で増えていることがあります。
ふたつ。他所のデータに頼っている画面は、「聞けない時間帯」がいつか必ず来る前提で作ってください。直近の控えがあれば、聞けない間も止まらずに動かせます。
みっつ。エラーは丸めずに、生の理由まで画面に出してください。「読めませんでした」だけでは、原因が自分の不具合なのか外部の上限なのか区別できず、調査が一晩遅れます。
明日やること
- 1回の画面表示あたりの問い合わせ回数を、他の画面でも棚卸しする
- 控えを使っているときの表示(何分前の内容か)を、対象の画面すべてに広げる
- 上限に近づいてきたことを事前に検知して、使い回す時間を自動で延ばす仕組みを検討する
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。



