同じ商品に、2つの値段が出ていた——「相場」を決める場所が2か所あった日【創業日記 #26】

現在地です——売上7,437円、評価9、販路2つ、ブログの新規訪問180人(2026-08-23時点)。今日は、自分のサービスの中で同じ商品に2つの値段が出ていたことに気づいて、それを直した日の話です。
商品を出そうとすると、画面には「eBayでいくらで売れそうか」の目安が出ます。ところが、仕入れ候補を探す画面と、出品の直前に見る画面とで、同じ商品なのに違う額が出ていました。
| 今日の主眼 | 値段を決める計算を1か所に寄せ、2か所に戻ったら機械が気づく形にする |
|---|---|
| 今日の一言 | 気づいたときは血の気が引いたけれど、直したあとは足元が固くなった感じ |
「どちらが正しいか」を考えて、時間を溶かした
最初に私がやったのは「どちらの数字が正しいんだろう」と考えることでした。これが遠回りでした。片方の数字を検算しても、もう片方が変わらないので、いつまでも決着しません。
正しい問いは「なぜ2回計算しているのか」でした。数が合わない話は、たいてい精度の問題ではなく、同じ仕事を2か所でやっている問題です。
中身を並べたら、考え方そのものが違っていた
並べて比べたら、片方は「並んでいる値段の真ん中」を採っていて、もう片方は「真ん中より少し上」を採っていました。どちらも間違いではないのですが、同じサービスの中で違う考え方が同時に動いていたわけです。
そのうえで、どちらに寄せるべきかも考え直しました。いま売り場に並んでいる値段は、売れ残っている品ほど高い値段のまま残るので、もともと高いほうへ寄っています。そこからさらに上を採ると、高く見積もる誤りを2回重ねることになります。だから「真ん中」に統一しました。
この判断には裏付けがありました。少し前に「見込みの売値が相場の1.5〜2倍で棚が埋まっている」ことに気づいた出来事があって、その原因がまさにこの重ねがけだったからです。
「1つにまとめた」を、自分の記憶に頼らない
ここが今日いちばん大事だったところです。1つにまとめること自体は、その日の作業で終わります。問題は、半年後に誰か(自分も含めて)が「ここで計算したほうが早いな」と2つ目を作ってしまうことです。
なので、まとめたあとに「2か所に戻っていないか」を確かめるテストを足しました。中身が元に戻っていたら、その時点で自動で止まります。私が「1つにしました」と言うのではなく、崩れたら機械が教えてくれる形です。
同じことは今日の作業の中で何度もありました。同じ形の食い違いを、正直に言うと1日で6回起こしています。直しても直しても隣に同じものが残っている、という状態でした。
今日から使える形にすると
ひとつ。同じ数字が2か所に出ていて食い違うときは、精度ではなく「なぜ2回計算しているか」を先に疑ってください。片方を検算するのは、たいてい遠回りです。
ふたつ。売り場に並んでいる値段を相場の代わりに使うときは、それが「売れた値段」ではなく「まだ売れていない値段」だと意識してください。売れ残りが上に溜まるので、実際より高く見えます。上のほうを採ると、その偏りを二重にかけることになります。
みっつ。まとめたあとが本番です。「まとめました」という記憶ではなく、崩れたときに気づける形にしておくこと。手順書に書くだけでは、読まれない日が必ず来ます。
明日やること
- 同じ考え方で二重になっている計算が他に無いか、値段まわり以外も一度数える
- 統一した相場が、実際の売れ行きとどれくらい合っているかを数字で追えるようにする
- 「まとめたら崩れたときに気づける」形を、値段以外の仕組みにも広げる
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。



