評価を5から8にするのに、お金は1円も使いませんでした——先に渡すと、返ってくる【創業日記 #18】

現在地です——出品17点、売上7,437円、評価8、販路2つ。売上は初めて売れた1件分です(47ドル・1ドル148円で計算)。出品が18から17に減っているのは、1点売れて棚から下りたからです。そして評価が5から8になりました。
広告も値下げも使っていません。かかった費用は0円、時間は数分です。今日はその中身を、そのまま書きます。
| 今日の主眼 | お金をかけずに、買ってくださる方の不安を減らす |
|---|---|
| 今日の一言 | 先に渡したものが、思っていたより早く返ってきた |
評価が少ないと、良い品でも買ってもらえない
海外の売り場では、買う側から見ると出品者の顔は見えません。判断材料は、評価の数と割合くらいしかない。評価が5件しかない相手から、海の向こうへ代金を先に払うのは、正直こわいと思います。私が買う側でもそう感じます。
実際、先日オファーをくださった方は評価が800件を超える方でした。ああいう方は、相手の評価をきちんと見てから声をかけてきます。つまり評価の数は、単なる飾りではなく、話しかけてもらえるかどうかの入口でした。
とはいえ、評価は売れないと増えません。売れないから評価が増えず、評価が少ないから売れない。ここが最初の壁でした。
やったのは、自分が買った側の評価を残しただけ
きっかけは、受信箱に届いた1通でした。以前ここで書いたとおり、私は評価をつくるために安い品をいくつか買っています。その買い物について「評価をお願いします」という案内が来ていたのです。
そこで、届いた品それぞれに正直な評価を残しました。良かったものには良かったと書き、届くのが早かったものにはそう書く。短い一文で構いません。
数日後、自分の評価が5から8になっていました。売った覚えはありません。増えたのは、私が評価を残した相手が、評価を返してくれたからです。
後から知ったのですが、出品者の多くは「評価をもらったら返す」という運用にしているそうです。つまり、こちらから先に渡すと、返ってくる仕組みがもともと動いていた。私はそれに気づかず、ただ待っていただけでした。
『0を1にする』ほうが、1を2にするより効く
同じ日、店の表示に「1 item sold」が入りました。初めて1点売れたからです。
評価が3つ増えたことより、こちらのほうが大きいと感じています。販売実績が0の店と、1以上ある店とでは、見る人の警戒心がまるで違うからです。0は「まだ誰も試していない」という意味に読まれます。1になった瞬間、それは「少なくとも一度は成立した」に変わる。
数字を1から2にする努力より、0を1にする努力のほうが効く場面がある。これは出品に限らず、たぶん何にでも当てはまります。
今日から使える形にすると
整理すると、こういうことでした。ひとつ、自分が買った取引の評価は必ず残す。相手が返してくれる可能性があり、返ってこなくても損はしません。ふたつ、評価は売ることだけでは増えない。買う側でも増やせる。みっつ、実績0の状態は、それ自体が売れない理由になっている。
そして根っこにあるのは、もっと単純な話だと思っています。先に渡すと、返ってくることがある。返ってこなくても、渡したこと自体は減点になりません。だったら先に渡しておけばいい。
評価8はまだ小さな数字です。それでも、5のときより少しだけ、買う方の不安を減らせているはずです。
明日やること
- まだ評価を残していない購入品が残っていないか確認する
- 初めての発送を、計測から追跡番号の登録まで通す
- 到着後、買ってくださった方から評価が返るか見届ける
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。



