『何人来たか』しか分からなかった計測を、『何人が前に進んだか』に変えた日【創業日記 #16】

現在地です——出品18点、売上0円、評価5、販路2つ。今日は、ずっと気になっていた計測の穴をふさぎました。
アクセス解析そのものは前から入れてありました。ただ、測っていたのは『ページが開かれた回数』だけ。つまり何人来たかは分かるのに、そのうち何人が実際に試して、何人が登録して、何人が決済まで進んだのかが、一切分からない状態でした。
| 今日の主眼 | 『どこで人が止まっているか』が分かる計測に作り替える |
|---|---|
| 今日の一言 | 数字の見え方が変わった日に、初めての交渉が来た |
訪問者数は、いちばん動かしにくい数字だった
訪問者が130人いる、と言われても、次に何をすればいいのかは決まりません。増やしたければ発信を増やすしかなく、時間もかかります。
一方で『来た人のうち何人が試したか』『試した人のうち何人が登録したか』が分かれば、詰まっている場所が特定できます。試す人が少ないなら入口の説明が悪い。試すのに登録しないなら、登録する理由が伝わっていない。登録しても決済に進まないなら、料金の見せ方の問題。どれも今日中に直せることばかりです。
訪問者数は増やすのに時間がかかる数字で、途中の通過率は今日直せる数字。見るべきは後者でした。
お客さんが『前に進んだ瞬間』だけを5つ選ぶ
計測する場面を増やしすぎると、結局どれも見なくなります。そこで、お客さんが一歩前に進んだと言い切れる瞬間だけに絞りました。未登録のまま試した瞬間、無料の回数を使い切った瞬間、登録が完了した瞬間、登録後に使った瞬間、決済に進んだ瞬間。この5つです。
設定してみて気づいたことが1つ。5つのうち『未登録のまま試した』だけ、すでに反応がありました。読み物から来た方が、登録の前にちゃんと触ってくれている。想像ではなく記録として見えたのは、素直に嬉しかったです。
ついでに、最初から用意されていて一度も使っていない指標に印が付いたままだったので、外しました。使っていない数字が並んでいると、本当に見るべき数字が埋もれます。
同じ日に、初めての交渉が届いた
計測の設定を終えた午後、自分の出品のほうにも動きがありました。30日間ゼロだった棚に、初めての値下げ交渉です。前日に、実際に売れた価格を基準に18点すべての値付けを直したばかりでした。
受けるかどうかは迷いませんでした。事前に『いくら以下は断る/いくら以上は受ける』の線を引いてあったからです。線の内側だったので、そのまま受けました。数百円を粘って最初の1件を失うほうが高くつく、という計算でもあります。
ただ、まだ何も確定していません。入金の確認も、発送も、無事に届くのもこれからです。陶器なので、梱包はいったん作った箱を一度ばらして作り直しました。その話は輸出日記のほうに書きます。
今日から使える形にすると
見る数字を選び直すという話は、ブログに限りません。物販でも同じです。出品の「表示回数」は増やすのに時間がかかりますが、「表示されたのに開かれていない」は今日直せます。直す場所は写真と見出しだと分かるからです。
整理するとこうです。ひとつ、増やしにくい数字(訪問者・表示回数)より、来た人がどこで止まったかを見る。ふたつ、測る場面は多いほど良いのではなく、「前に進んだと言い切れる瞬間」だけに絞る。多すぎると結局どれも見なくなります。みっつ、絞る数は5つ前後でちょうどよかった。
今日から試すなら、自分の商売で「お客さんが前に進んだ」と言い切れる瞬間を、紙に5つ書き出すところからで足ります。書けない項目は、そもそも測っても使えません。
明日やること
- 5つの指標に数日ぶんの記録がたまったら、どこで人が止まっているかを読む
- 初めての発送を、支払い確認→梱包→書類→追跡番号まで一通りやり切る
- 自動で毎朝走らせている記事の公開が止まっていた件を、根っこから直す
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。



