30日間、ひとつも売れなかった——『相場』の見方が根本から間違っていた日【創業日記 #13】

現在地です——出品18点、売上0円、評価5、販路2つ。今日はこの『売上0円』に、正面から向き合いました。
自分で並べた18品が、1か月たっても1つも売れない。見られた回数はそれなりにあるのに、誰も買ってくれない。『商品に人気がないのかな』と落ち込みかけましたが、調べると、原因は商品ではなく、私の値段の付け方——もっと言えば『相場の見方』そのものにありました。
| 今日の主眼 | なぜ売れないのかを最後まで突き止め、値付けの基準を『言い値』から『実際に売れた額』へ直す |
|---|---|
| 今日の一言 | 自分の間違いに気づいたバツの悪さと、原因が分かった安堵が半々 |
『見られているのに売れない』の正体
数字を分解すると、はっきりしました。表示はそれなりにある。でも押される率が低く、買われた数はゼロ。『見つけてはもらえているのに、選ばれていない』という状態でした。
いちばん大きかったのは値段です。ある品で、eBayが出してくれる『実際に売れた価格』を見たら、私の値札はその2倍近くありました。買う人は、過去にいくらで売れたかを見て動きます。相場の倍の値段では、当然、素通りされます。
『言い値』と『売れた額』は、まったく別物だった
ここで、恥ずかしい思い違いに気づきました。私は一部の品を『今ほかの人がいくらで出しているか=言い値』を基準に値付けしていた。でも本当に見るべきは『実際にいくらで売れたか=売れた額』のほうです。
この二つは、まるで違います。安くて手ごろな品はすぐ売れて消えるので、『今出ている品』には、高くて売れ残ったものが残りやすい。それを基準にすると、相場をどんどん高く見誤る。売り手の希望価格の集まりを、相場だと勘違いしていたわけです。
『買う人はバカじゃない』と自分に言い聞かせました。本当に売れた額に見合う値段でなければ、どれだけ良い品でも動かない。当たり前のことを、0円という結果で教わりました。
自分の道具にも、同じ正直さを
これは、自分が作っている『相場を調べる仕組み』にも跳ね返る話でした。『いくらで売れそうか』を示すとき、それが『実際に売れた額』なのか『今出ている言い値からの見込み』なのかを、使う方にはっきり分かるように見せなければ、私と同じ勘違いを招いてしまう。
だから、見込みは見込みと分かるように、そして本当に売れた相場を確かめられる道を、きちんと用意しようと決めました。都合の悪いことを伏せて『たぶん高く売れますよ』と見せるのは、いちばんやってはいけないこと。自分が今日つまずいたぶん、使ってくださる方の手前で、同じ石を先に取り除いておきたいと思いました。
明日やること
- 小物の出品を、実際に売れた額を見て、適正な値段へ付け直す
- 『これは売れた額/これは見込み』が一目で分かるよう、相場の見せ方を直す
- まず1つ売って、初めての販売評価をつける。受け取った実売額は、次の値付けの一番確かな材料になる
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。



