18通目を出しました——返事が来ないことを、失敗ではなく前提に置いた話【実録・クラファン挑戦記 #7】

正直な数字から書きます。海外の作り手へ送った提案は、今日で累計18通になりました。返事は、まだ1通も来ていません。
以前の私なら、ここで「向いていないのかもしれない」と考え始めていたと思います。今回そうならなかったのは、途中で数の見方を変えたからです。今日はその話を書きます。
| 今回のテーマ | 返信率が数%の世界で、心を折らずに続けるための置き方 |
|---|---|
| 現在の進捗 | 第3陣6社へ提案送信・累計18社・返信ゼロ |
「返事が来ない」は、失敗ではなく前提だった
この種の提案の返信率は、世界的に見ても数%と言われます。仮に5%だとすると、20通出して1通返ってくる計算です。つまり18通で返事ゼロは、確率的にはまったく異常ではありません。むしろ想定の範囲内です。
ここが分かる前と後で、同じ「返事ゼロ」の意味がまるで変わりました。前は「拒否された18回」でしたが、今は「まだ母数が足りていないだけ」です。事実は1ミリも変わっていないのに、次にやることだけがはっきりする。
落ち込むかどうかは、出来事ではなく、その出来事をどの分母の上に置くかで決まる——そう考えるようになりました。3通で0なら不安になりますが、「20通に1通」という物差しを先に持っていれば、3通目で慌てる理由はありません。
数を打つと決めたあとに、選び方のほうを変えた
ただ、母数を増やすことと、手当たり次第に送ることは違います。数を増やすと決めた日から、むしろ選ぶ基準は厳しくしました。
ひとつは、日本の暮らしと本当に接点があるか。今回は台所まわりの道具や、毎日持ち歩くものを中心に選びました。日本で買う人の顔が思い浮かぶかどうか、という基準です。海外で人気でも、そこが想像できないものは外しました。
もうひとつは、日本の法規制に触れるものを最初から候補に入れないこと。健康や美容に関わるもの、電波を出すもの、コンセントに直接つなぐもの。ここは何度も同じ判断をしているので、もう迷いません。
最後に、窓口が公開されているかどうか。連絡先を公開していない相手を無理に探し当てて送るのは、こちらの都合でしかありません。開いている扉から順に叩く、と決めました。
自分で確かめていない部分は、確かめていないと書く
今回ひとつ、手順の中に正直な但し書きを入れました。候補の調べものは道具を使って進めていますが、その道具から見えない情報が必ず残ります。今回で言えば、その製品が日本にもう入っているかどうかは、最後は自分の目で確かめるしかありませんでした。
見えていない部分を「たぶん大丈夫」で埋めると、いつか必ず外れます。だから候補の一覧には「ここは未確認」と書き残して、送る前に自分で見る手順を挟みました。手間は増えますが、間違った相手に的外れな提案を送るほうが、よほど損です。
これはシステムづくりで学んだことがそのまま効いています。分かっていることと、分かっていないことを、混ぜない。混ぜた瞬間に、どこで間違えたのか追えなくなる。
次に何が起きても、書きます
追いの連絡は1回だけ、と決めているルールは今回も変えていません。1週間待って、返事がなければ1回だけ声をかけて、それでも静かなら縁がなかったと確定させて次へ行く。しつこさは信用を削ります。
累計18通で0件。これが今の現在地です。ここから1件でも返事が来たら、その時点で確率の話は終わって、交渉という別の勝負が始まります。うまくいってもいかなくても、そのまま書きます。
この連載は、物販チェッカーの開発者が「世界の良いものを日本へ」——クラウドファンディング物販に挑戦する記録です。 まだ成功も失敗も途中経過ですが、リアルタイムで公開していきます。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。



