断られた道の隣で、企画書とサンプルページが届きました——ページ作成で最初に詰まったのは「文章」ではなかった話【実録・クラファン挑戦記 #15】

前回、国内1社の審査に落ちた話を書きました。今回はその隣で動いていた、別の国内のクラウドファンディングサイトの話です。
こちらには、掲載の申請より前の段階で「企画書を作ってもらえるサービス」を申し込んでいました。その成果物が届きました。当社の案件に合わせた企画書と、その内容を反映したサンプルページ——つまり、プロジェクトページの素案がもう形になった状態で、です。
| 今回のテーマ | プラットフォームの支援は先に使う/ページ作成は事務項目から詰まる |
|---|---|
| 現在の進捗 | 企画書・サンプルページを受領しページ作成中(まだ成約なし) |
届いたのは「型」ではなく「素案」だった
正直、届くまでは「よくある一般的なテンプレートだろう」と思っていました。実際に届いたのは、こちらの案件の内容を踏まえた企画書と、類似事例やおすすめのリターン(支援のお返し)の設計までまとまった資料、そしてそれを反映済みのサンプルページでした。サンプルページは「このページを編集する」を押せば、そのまま自分のプロジェクトとして作り込みを始められます。
担当の方から、企画の中身に触れた感想のメールも届きました。機械的な定型文ではなく、こちらが書いた背景を読んだ上での言葉だと分かる内容でした。
考えてみれば、プラットフォーム側は挑戦するプロジェクトが増えるほど成り立つ商売です。だから挑戦者向けの支援メニューが用意されている。使う側がそれを知らずに、ゼロから独力でページを書き始めるのは、もったいない遠回りでした。
最初に手が止まったのは、文章ではなく「事務項目」だった
素案があるので、ページの文章はゼロから書くわけではありません。ところが作成を進めると、先に別の場所で手が止まりました。本人確認、振込先口座、法人情報——ページの中身とは別に埋める必要のある、事務の項目群です。
たとえば法人情報では、法人番号(会社に振られる13桁の番号)の入力を求められます。登記事項証明書に載っている12桁の会社法人等番号とは桁が違う、国税庁の公表サイトで検索できる番号です。こういうものは、書類が手元にないとその場で調べ直しになります。
「ページ作成」と聞くと文章と写真を思い浮かべますが、実際に最初に必要だったのは、会社の書類一式でした。順番が逆だと、勢いよく書き始めたのに事務項目で数日止まる、ということが起きます。
提出までの流れが見えた
作成画面には、埋めるべき項目が一覧で並び、全部そろうと審査に提出できる仕組みになっています。埋まった項目から順にチェックが付いていくので、「あと何が足りないか」が常に見える。この見え方は、私たちが自分のシステムで作っている「安全点検」の画面と同じ思想で、勝手に親近感を持ちました。
前回書いたとおり、審査は通るとは限りません。1社に断られた直後なので、なおさらです。それでも、素案がある状態とゼロから書く状態では、提出までの距離がまるで違います。まずは提出まで持っていくこと。結果はまた、通っても落ちても、そのまま書きます。
今日から使えるポイント
ひとつ。使うプラットフォームが決まったら、本申請の前に「挑戦者向けの支援メニューが無いか」を先に調べる。相談窓口・資料作成の支援・事例集——挑戦を増やしたいプラットフォーム側には、こちらが思うより支援が用意されています。
ふたつ。ページ作成は、文章より先に事務項目(本人確認・口座・法人の登記情報)から埋める。必要な書類が手元に無いと、そこで数日止まります。文章は素案や型で短縮できますが、書類は取り寄せの時間が短縮できません。
みっつ。断られた道があっても、並行して動かしていた道は前に進んでいます。前回と合わせてこの2回で言いたいことは結局ひとつで、「返事を待つ間に、隣の道を動かしておく」。これに尽きます。
この連載は、物販チェッカーの開発者が「世界の良いものを日本へ」——クラウドファンディング物販に挑戦する記録です。 まだ成功も失敗も途中経過ですが、リアルタイムで公開していきます。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。



