国内クラウドファンディングの審査に落ちました——理由は教えてもらえないと知った話【実録・クラファン挑戦記 #14】

以前の回で「国内のクラウドファンディングは審査結果待ち」と書いていました。その結果が出ました。掲載NG、つまり断られました。
うまくいった話だけを書く連載にはしないと最初に決めたので、これもそのまま書きます。落ちた画面を見て分かったこと、そして落ちたのに挑戦が止まらなかった理由——今回はこの2つです。
| 今回のテーマ | 審査に落ちる——理由は返ってこない前提で、どう動いておくか |
|---|---|
| 現在の進捗 | 国内1社は掲載NG・別の国内1社でページ作成中(まだ成約なし) |
結果の画面には、理由が書かれていなかった
管理画面に表示されたのは「厳正なる審査の結果、この度は貴社のプロジェクト掲載をお断りさせて頂くこととなりました」という定型の文章だけでした。どこが足りなかったのか、何を直せば通るのかは、一行もありません。
考えてみれば当然で、理由を開示すれば「その部分だけ取り繕った申請」が増えてしまう。審査する側には理由を言わない合理性があります。つまりこちらは、落ちた理由を教えてもらえない前提で動く必要がある、ということです。
これは就職活動のお祈りメールと同じ構造です。返ってこない理由を待って止まるより、自分で仮説を立てて次に進むしかありません。
審査されていたのは「商品」だけではなかった
審査結果の画面には、こちらが申請時に選んだ「実行者の属性」が並んでいました。法人か個人か。国内か。上場か非上場か。プロジェクトの実施は初回か。法人設立から何ヶ月か——。
つまり審査は、商品の魅力だけでなく「誰がやるのか」も見ています。うちは非上場で、この種のプロジェクトは初回。クラウドファンディングでの実績はゼロという属性です。どの要素が効いてNGになったのかは分かりません(理由は開示されないので、ここは推測になります)。ただ、「商品が悪かったのだ」と決めつけるのも同じくらい根拠がない、ということは言えます。
商品を磨くことは今日からできますが、「初回かどうか」という属性は、どこかで一度やり切らない限り変えられません。変えられない属性で見られる部分があるなら、そこで戦わされない場所を選ぶ——次に活きる学びはこれでした。
落ちたのに、挑戦が止まらなかった理由
正直に言うと、この結果を見た日に作業は止まりませんでした。理由は単純で、審査を待っている間に、別の国内のクラウドファンディングサイトにも並行して働きかけていたからです。
1社の返事だけを待っていたら、この日から仕切り直しでした。待ちの間に次の一手を仕込んでおいたことで、断られた道の隣に、もう動き始めている道があった。次回はその「別の道」で何が届いたかを書きます。
今日から使えるポイント
ひとつ。審査があるものは、1社に絞らず並行で申し込む。「本命の結果を見てから次」は、断られた瞬間に空白の期間が生まれます。並行していれば、断られた日がただの1日になります。
ふたつ。落ちた理由は教えてもらえない前提で動く。理由の開示を待つのではなく、申請時に入力した項目(自分の属性・商品・見せ方)を並べて、変えられるものと変えられないものに分ける。変えられないもので審査されるなら、審査の基準が違う場所を探す。
みっつ。「待ち」の時間に次の一手を仕込む。審査待ち・返事待ちの期間は、止まる時間ではなく、並行の種をまく時間です。今日ひとつだけ、いま返事を待っているものの隣に、並行して動かせるものがないか探してみてください。
この連載は、物販チェッカーの開発者が「世界の良いものを日本へ」——クラウドファンディング物販に挑戦する記録です。 まだ成功も失敗も途中経過ですが、リアルタイムで公開していきます。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。



