3つの国へ、同じ日に手を挙げました——「求める前に、聞く」に変えた話【実録・クラファン挑戦記 #5】

前回までは、候補探しと『もし話が進んだら』の準備を並行して進めていると書きました。今回は、その準備を実際に動かした日の記録です。異なる3つの国の作り手に、同じ日にまとめて提案を送りました。
先週までの自分は、まだ『仕組みを学んだ』段階でした。今回は違います。実際に、自分の言葉で、英語で、初めて手を挙げました。数としては小さな一歩ですが、自分の中では大きな区切りです。
3件のうち2件は、送る前にいつもと違う判断が必要になりました。今回はその判断と、書き直した理由を記録します。
| 今回のテーマ | 3カ国へ同時に提案——『独占をください』から『先に聞く』への切り替え |
|---|---|
| 現在の進捗 | 3カ国へ提案送信・返信待ち(引き続き成約なし) |
窓口が無かった1件——長文をやめた理由
1件は、公開されている問い合わせ窓口がどうしても見つかりませんでした。仕方なく、SNSのダイレクトメッセージで送ることにしました。
最初は、経緯や背景をしっかり説明した長めの文章を用意していました。でも送る直前に思い直しました。ダイレクトメッセージという場所では、長文はどうしても『一斉送信の業者』のように見えてしまう気がしたのです。受け取る側の立場に立つと、知らない相手からの長い売り込み文は、読まれる前に閉じられてしまいそうでした。
そこで、要件だけを残した短い文に書き直しました。何者で、何を提案していて、何を知りたいのか。それだけに絞りました。長く書けば誠実さが伝わるわけではない、と今回学びました。
『独占をください』ではなく、先に聞く
もう1件は、連絡先を調べる過程で、その作り手がすでに日本で商品を扱われていることが分かりました。ここで、提案の組み立て方を変えました。
当初は『日本での独占販売をお願いしたい』という形で送るつもりでした。でも、すでに日本に接点があるなら、それを無視して独占を求めるのは筋が違います。そこで、まず『日本にすでにパートナーはいますか』と聞くことから始める形に書き直しました。
取れないかもしれないものを最初から求めるより、相手の今の状況を先に聞くほうが誠実だと思ったからです。もし本当にパートナーがいれば、それはそれで縁がなかったというだけの話です。無理に割り込もうとするより、そちらのほうが後々気持ちよく前に進めます。
返信率は低い前提で、待ち方を先に決めておく
今回送った3件の返信率は、1〜2割程度だろうと見込んでいます。これは前回までに見てきた反応率の感覚から、自分なりに置いた目安です。
だからこそ、待ち方も先に決めておきました。1週間待って、それでも反応がなければ1回だけ追いの連絡をする。それでも返事がなければ、今回は縁がなかったと確定させて、次の候補探しに切り替える。ここを事前に決めておけば、返信が来ない日々にいちいち心を揺らされずに済みます。
待つこと自体は、これまでの回と同じです。ただ今回は、待つ前に『いつまで待つか』『何回追うか』まで先に言葉にできたのが、自分の中では一つ前に進んだ点でした。
学ぶ段階から、手を挙げる段階へ
先週までの自分にとって、クラウドファンディング物販は『仕組みを学んでいる対象』でした。今回、初めて自分から英語で相手に声をかけました。ここが、学ぶ段階から手を挙げる段階への、自分にとっての区切りです。
結果はまだ何も出ていません。3件とも、返事が来るかどうかはこれからです。それでも、動かなければ結果はゼロのままだったので、動いたこと自体を今回は記録に残します。次回は、この3件に何か反応があったか、それとも静かなままか——そのまま書きます。
この連載は、物販チェッカーの開発者が「世界の良いものを日本へ」——クラウドファンディング物販に挑戦する記録です。 まだ成功も失敗も途中経過ですが、リアルタイムで公開していきます。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。



