「仕入れ値」に送料も税も入っていなかった——原価は、払った全額のこと【創業日記 #72】
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今日は、利益計算のいちばん根っこにある「仕入れ値」が、実際に払った額より小さかった話です。
| 今日の主眼 | 仕入れ値を「商品代金」ではなく「払った全額」に直し、埋められない分は仮置きと明示する |
|---|---|
| 今日の一言 | 利益が出ていると思っていた根っこが、静かにずれていた |
2つ抜けていた
仕入れ値として記録していたのは、商品ページに出ている値段でした。そこに入っていなかったものが2つあります。
1つ目は送料です。着払いの品は、商品代金のほかに配送料を払っています。2つ目は消費税です。オークションの表示価格には税抜のものがあり、そのまま記録していました。
どちらも「実際に財布から出ていくお金」です。原価に入っていなければ、利益は必ず多く出ます。
サイトごとに、書き方が違う
直そうとして気づいたのは、サイトごとに送料の書き方がまったく違うことでした。「送料込み」と書いてあるところ、「着払い」と書いてあるところ、ページの裏側のデータに番号だけが入っているところ。
番号のところが一番やっかいでした。1が出品者負担なのか購入者負担なのか、見ただけでは分かりません。ここで決め打ちすると、逆の意味で全件に広がります。
なので、決め打ちせずに機械で確かめる形にしました。番号と表示の言葉の両方が読めたときだけ対応を記録し、同じ番号が10件そろって全部同じ言葉だったら、そこで初めて意味を確定する。それまでは「意味を確かめていません」と出します。
読めない分は、仮置きと書く
全部を読めるわけではありません。ページが消えていたり、機械のアクセスを弾かれたりします。
読めなかった品には仮の送料を当てますが、それを確定額と混ぜません。一括で書き込むボタンの手前に「仕入れ値が変わる件数」と「実際に書き込む件数」を別々に出しました。仮置きの額は書き込まないので、この2つは必ず違う数になります。
前は1つの数しか出しておらず、仮置きを含んだ数を見て押していました。押した人は「156件に入る」と思っているのに、実際に入るのはもっと少ない。数字は嘘をついていないのに、人の受け取り方は間違っている状態でした。
この直しで何が変わるか
利益の額が変わるので、下限の線も変わり、値下げできる幅も変わります。つまり「売れたのに損していた」を減らせます。
同時に、この直しをした後の下見では、170件のうち確定額が取れたのは8件でした。残りは仮置きです。直したからといって、すぐ全部が分かるようにはなりません。そこは正直に出しています。
明日やること
- 仮置きのままの品を、仕入れ元ごとに減らしていく
- 番号で送料の負担を判定している仕入れ元の対応表を、10件そろうまで観測する
- 確定額に入れ替えたあと、下限の線と値段がどう動いたかを実測する
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。