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2026-08-27 · 創業日記

同じボタンを4回押させていました——途中の数字を、結論の顔で出さない【創業日記 #44】

同じボタンを4回押させていました——途中の数字を、結論の顔で出さない【創業日記 #44】
📊 現在地(2026-08-27 時点)
155
出品数
¥15,399
売上
9
eBay評価
2
販路
213
月間訪問者
39,086
出品の表示回数
4,103
ブログ内の操作
11
登録ユーザー

現在地です——出品155件、売上15,399円、評価9、販路2つ、累計のブログ訪問213人・出品の表示39,086回(すべて2026-08-27時点)。今日は、機能としては正しく動いているのに、使う人にとっては終わらない作業になっていた、という話です。

設定を直す画面を作りました。押すと、直すべき品を見つけて直します。ちゃんと動きます。それなのに、押しても押しても、また同じような品が出てくる。3回、4回と押すことになっていました。

今日の主眼人に同じ操作を繰り返させる作りを、機械が最後まで回る形に変える
今日の一言動いているのに使えていない、という一番はずかしい形の失敗

原因1——読み終わる前に、件数を出していた

画面は、出品を1件ずつ調べていきます。全部で百数十件あるので、少し時間がかかります。ところが調べている途中で「◯件が対象です」と件数を出し、ボタンも押せる状態にしていました。

そこで押すと、まだ調べていない品は対象に入りません。押した人からすれば「全部直したはず」なのに、次に開くと残りが出てくる。押すたびに残りが出る、という体験になっていました。

途中経過を出すこと自体は親切です。まちがっていたのは、途中の数字を「結論」と同じ顔で出したことでした。しかも押せてしまう。人は押せるボタンがあれば押します。

原因2——作業を2つに分けて、人に行き来させていた

もうひとつ。直す内容が2種類あり、画面のタブが分かれていました。片方を終わらせても、もう片方が残ります。人がタブを行き来しないと最後まで終わらない作りでした。

作った側の頭の中では、2つは別の処理です。でも使う人にとっては「オファーの設定を直す」という1つの用事でしかありません。こちらの都合で作業を割って、その割れ目をまたぐ手間を人に払わせていました。

1回で最後まで

作り直しました。ボタンは1つ。押すと、全部読む→全部直す、を対象が無くなるまで繰り返します。2種類の処理も機械が交互に回します。人が押すのは1回だけです。

あわせて、進み具合の見せ方も変えました。以前はまとめて処理していたので、数分間まったく数字が動かず、動いているのか止まっているのか分かりませんでした。いまは1件ずつ処理して、1件ごとに数字が進み、いま何を触っているかを商品名で出します。「1、2、3、4、5と動いていけば分かりやすい」と言われたのが、そのまま設計になりました。

そして途中で通信が切れたときは、そこから先に手を付けず、止まった理由を出します。何件まで終わったかも出します。やったふりをしないことのほうが、最後まで動くことより大事だと思っています。

今日から使える形にすると

ひとつ。人が同じ操作を2回以上繰り返しているなら、それは使う人の問題ではなく、作りの問題です。「もう一度押してください」と案内を足すのではなく、押さなくて済むようにしてください。繰り返しの回数は、そのまま設計の借金です。

ふたつ。途中の数字を、結論と同じ見た目で出さないでください。まだ数えている最中なら、そう分かる形にする。そして数え終わるまでは、決定的な操作をさせない。押せるボタンは押されます。

みっつ。時間のかかる処理は、1件ずつ進めて1件ずつ数字を動かしてください。まとめて処理したほうが速いことは多いのですが、数分間まったく動かない画面は、使う人にとっては「壊れている画面」です。速さより、動いていると分かることのほうが優先されます。

明日やること

  • 他の一括処理の画面でも、途中経過と結論が同じ顔で出ていないか点検する
  • 人が2回以上押している操作を洗い出して、1回で済む形に変える
  • 時間のかかる処理は、すべて1件ごとに進み具合が出るようにする
今日の気づき
人が同じボタンを何度も押しているなら、それは使い方の問題ではなく作りの借金。途中の数字を結論の顔で出さない。数え終わる前に決定的な操作をさせない。そして速さより「動いていると分かること」を優先する。

この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。

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