「終了しています」と書いてあるのに、読まずに捨てていました——自動で下ろす仕組みが、一度も発動しなかった理由【創業日記 #42】

現在地です——出品155件、売上15,399円、評価9、販路2つ、累計のブログ訪問213人・出品の表示39,086回(すべて2026-08-27時点)。今日は、無在庫でいちばん怖い穴が、静かに開いたままだった話です。
無在庫で売るとき、命綱は「仕入れ元が売り切れたら、すぐ自分の出品を下ろす」ことです。これができないと、売れてから「もう買えません」になります。私のシステムには、仕入れ元を毎分見に行って、売り切れを見つけたら自動で出品を下ろす仕組みが入っています。入っていました。
| 今日の主眼 | 「読めなかった」と「読んで、終了と書いてあった」を分けて扱う |
|---|---|
| 今日の一言 | 目の前に答えが書いてあるのに、毎回それを捨てていたと分かったときの気まずさ |
ブラウザでは読めるのに、システムには読めない
ある品について、システムがずっと「在庫を確認できていません」と警告を出し続けていました。理由の欄には、通信のエラー番号だけが並んでいます。ところが同じページをブラウザで開くと、はっきり「このオークションは終了しています」と表示されました。
つまり、答えはページに書いてあったのです。それをシステムだけが読めていませんでした。
中身を読む前に、捨てていた
原因は自分の作りでした。ページを取りに行って、正常な応答が返らなかったときに、中身を読まずに丸ごと捨てて「分かりません」と返していたのです。ところがこのサイトは、終了した出品について「エラーの番号を返しながら、終了ページはちゃんと表示する」ことがあります。読める文字が目の前にあるのに、毎回それを捨てていました。
そして「分かりません」の品は、絶対に下ろしません。生きている出品をまとめて下ろしてしまった過去の事故があり、その反省で入れた歯止めです。歯止め自体は正しい。ただ、この形の品については自動で下ろす仕組みが一度も発動できず、仕入れ元が消えたまま売り場に残っていました。安全に倒したつもりが、危ないほうに倒れていたわけです。
直したのは1点です。応答が正常でなくても、中身は捨てずに読む。そのうえで、ページ自身が「終了しています」と言っているときだけ、確実な終了として扱う。相手のサイトに断られた回(アクセスを拒否された回)は、中身が拒否ページなので今までどおり「分かりません」のままにします。中身が空のときも同じです。
直したその日に、最後まで通った
反映してから10分ほどで、記録にこう並びました。売り切れ検知——その5秒後、自動取り下げ成功。私の手は一度も要りませんでした。設計していた流れが、この形の品で初めて最後まで通った瞬間です。
逆に言えば、それまでは一度も通っていませんでした。仕組みがある、という事実と、その仕組みが効いている、という事実は別物です。
今日から使える形にすると
ひとつ。「読めなかった」と「読んで、こう書いてあった」を分けてください。この2つを一緒くたに「不明」として扱うと、目の前の答えを毎回捨てることになります。分からないなら止まるのは正しい。でも、分かっているものまで止めていないかは、別に確かめる必要があります。
ふたつ。安全側に倒す設計を入れたら、「倒しっぱなしになっていないか」を必ず点検してください。安全側は、何もしないことです。何もしないのは事故を起こさないので、うまくいっているように見えます。見送った件数が減っているか、たまに数えてみてください。
みっつ。無在庫でやるなら、仕入れ元が消えたときに自分の出品が自動で下がるか、実際に一度試してください。すでに終わっている出品を1つ登録してみるだけで分かります。動くはずだ、ではなく、動いた記録を見る。ここが動かないと、無在庫は続けられません。
明日やること
- 他の仕入れサイトでも、同じ「読まずに捨てる」形が残っていないか点検する
- 見送った件数が増えていないかを、定期的に数える
- 自動取り下げが通ったかどうかを、記録で確かめる習慣にする
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。



