2時間ごとに動いていたはずの照合が、一度も動いていませんでした——同じ財布を、2つの用途で使っていた【創業日記 #41】

現在地です——出品155件、売上15,399円、評価9、販路2つ、累計のブログ訪問213人・出品の表示39,086回(すべて2026-08-27時点)。今日は、動いているはずの自動処理が、実は一度も仕事をしていなかった話です。
規約の件でゴルフの品をeBayから手で取り下げました。ところがシステム側の記録は「出品中」のまま。在庫を見張る仕組みが「この品はeBayにありません」と何度もメールを送ってきます。記録と実物がずれた状態です。
| 今日の主眼 | 自動処理が「動いている」ことと「効いている」ことを分けて確かめる |
|---|---|
| 今日の一言 | 動いているつもりの仕組みが、実は毎回そっと諦めていたと知ったときの脱力 |
ずれたままだと、何が起きるか
記録と実物がずれていると、まず現場が困ります。警告が鳴りっぱなしになり、本当に見るべき警告が埋もれます。もっと怖いのは逆向きのずれで、システムが「もう出ていない」と思っている品が実はeBayに出ていたら、仕入れ元を見張るのをやめてしまいます。売れてから「もう買えません」になる。これは規約違反で、最悪はアカウントが止まります。
だから突き合わせる仕組みは、以前から作ってありました。2時間ごとに動きます。動いているはずでした。
動いてはいた。ただ、毎回そっと諦めていた
調べて分かったのは、確認の相手を間違えていたことです。「この品はもうeBayに無いか」を確かめるとき、買い手向けの窓口に聞いていました。ところがこの窓口は、仕入れ元を毎分見張る仕事と、同じ「使える回数の財布」を共有していました。以前にも一度、この財布で痛い目に遭っています。今度は別の顔で出てきました。
財布が空になると、窓口は「分かりません」と答えます。そしてシステムは、分からない品には絶対に手を出さない設計です(生きている出品をまとめて下ろしてしまった事故が過去にあり、その反省で入れた歯止めです)。結果、2時間ごとに起動して、毎回「分かりません」を受け取って、何もせずに終わる。これを延々と繰り返していました。
直し方は単純でした。自分の出品なのだから、出品者向けの窓口に直接聞けばいい。財布も別で、答えも確実です。切り替えたら、18件が数十秒で片付きました。
2時間待たなくていいようにもした
あわせて、手で取り下げたその場で押せるボタンも付けました。取り下げた直後に押せば、記録はすぐ揃います。2時間ごとの自動処理はそのまま残しますが、人が「いま揃えたい」と思う瞬間は必ずあります。
安全側の歯止めは1つも緩めていません。全部が消えたように見える回や、eBayの一覧を読み切れなかった回は、何もしません。確かめられなかった品は触らず、その件数を画面に出します。
今日から使える形にすると
ひとつ。自動処理は「動いているか」ではなく「動いた記録が残っているか」で確かめてください。起動しているだけなら、毎回何もせずに終わっていても気づけません。何件片付けたか、何件見送ったか、その理由は何かを残す。残っていない自動処理は、動いていないのと同じです。
ふたつ。同じ「使える回数の財布」を、性質のちがう2つの仕事で共有しないでください。頻度の高い仕事が財布を空にすると、たまにしか動かない大事な仕事のほうが、静かに機能しなくなります。しかも困るのは、頻度の低いほうです。
みっつ。自分のものについては、自分用の窓口があるはずです。多くのサービスは、外から見る窓口と、持ち主として見る窓口を分けています。持ち主として聞けるなら、そちらのほうが確実で速い。外から見える範囲で判断しようとして、答えが曖昧になっているところは無いか、一度見直してみてください。
明日やること
- 他の自動処理も「何件やったか」の記録が残っているか点検する
- 外から見る窓口で済ませている確認が、他に無いか洗い出す
- 記録と実物が揃っているかを、毎日ひと目で見られるようにしておく
この連載は、ゼロから会社を立ち上げ、大きくしていく過程をそのまま書き残す記録です。 きれいごとだけでなく、迷いや反省も出していきます。上の「現在地」の数字が号を追うごとにどう変わっていくか、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。 国内フリマ仕入れ×eBay輸出の実録はブログ一覧から読めます。



